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今日の段ボール65

”ダンボールを極める”ワークショップ その3

今回は、織咲誠とテアタマ〜ズのワークショップで使われているオリジナルの段ボール専用カッター刃 "or-ita"(オリタ)のことを書きます。

2年位前織咲誠さんのツイッターの記事でこのカッターの事を知ってから、ずっと欲しいと思ってました。段ボール専用のカッターと言われたら欲しいに決まっていますが、段ボールで工作する余裕もあまりない日々だったので保留になっていました。この度、ちょっと遠いけど馴染みのある葉山でのワークショップがあると知り、まずは使ってみようとこのワークショップに参加したのでした。

で、ワークショップ終わってから、この場で買えると言う事で、ひとつ持ち帰りました。

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"or-ita"を使って作られた段ボールのパッケージに入っています。この箱は何種類かあってこの形にしました。
ぴったりBOXと並べて記念撮影。(腕は"or-ita"をデザインされた織咲さんです)



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パッケージの中はこれだけ入っていました。
たたんである紙は、このパッケージの他4種類の箱の実物大型紙と作り方。箱はどれも屋根?があって建物っぽい形です。
この箱は背が高くて底面が三角形なんですが、キチンと垂直に立っていて端正です。



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この刃の部分が"or-ita"のオリジナルです。ホルダーは、NTまたはオルファのロータリーカッターで、これはNTのもの。
今は量産型になったそうですが、以前はデザインされた織咲さんが自らグラインダーで削ってひとつづつ作っていたとか!?
段ボール用のカッターが無いから自分で作ってしまったとは凄い。
量産型になって刃の形が、ギザギザになってます。



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パッケージ、おしゃれな味わいのこの段ボール、湖池屋のポテチの箱の裏面だったんですね。ウラの方がステキな日本製段ボール。
折り目の破線の切り込みが見えているところも素敵。これはおそらく量産型になる前の"or-ita"を使って作られている様子。今回私が作ったぴったりBOXは破線の切り込みは外側に見えません。量産型で改良されて刃先がギザギザになったおかげかな。



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段ボール製のオリタ型シリアルナンバープレートです。ぱりっとした高級そうな段ボールで出来ています。
自立します。かわいい。
私が持ち帰った刃の形よりシンプルだけど、量産型になる前の刃の形はこれに近かったんじゃないかと思います。
この形の刃だと、折り目の破線が外側に見えるようになるのでしょう。


***


自分でも(昔すぎて)忘れていたのですが、一番最初の今日の段ボール01で、紹介したアメリカ製のjoyの箱の角の折り目の破線の切り込みがかっこいい、とか、書いていました。これはこれでかっこいいですよね!

次回は、12年前に段ボールのことをブログに書き始めた時のことを思い出しつつ、”ダンボールを極める”ワークショップの続きを書きます。

(つづく)






by tengallon-page | 2018-05-20 16:21 | 段ボールSKETCH